会社に長く努めれば努めるほど止める時はそれ相応のエネルギーが必要になってくるもの。
円満退社でみんな仲良くほっこりやめました、なんて本当にあるのかなあって疑うほど前職は取っ散らかって辞めた経験があります。
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会社への愛着は捨てよ。辞めるとなったら戦争だ!
7年勤めた会社を辞めるのは自分の中でも寂しいものありました。
給与こそあまり良くなかったものの人間関係もそんなに悪くはなかったので、辞めると言う意思を示したとき、多少理解はしてもらえるんだろうなぁというふうに思っていました。
今まで正社員として3社勤めていたことがあり、辞職をするときどういう手順を踏んで辞めればいいかはそれなりに理解しているつもりだったのでした。
「明日からもう来ないです!」みたいなめちゃくちゃなことをするつもりは全くありませんでした。
最低3ヶ月前には退職の意志を報告。それで引き留められたとしても、長くても半年ぐらい待ってっていわれるのが一般的かなあ、とぼんやりした考えを持ちながら直属の上司に辞める意思を正直に伝えました。
辞めるとなったら上司は敵意むき出しでくるぞ!
・・・ですが案の定そこでは「どうしてやめるの」って言うような話から始まり、一旦考え直してくれないかなぁとか、一旦保留にさせてくれないかなぁとかいう話で終わってしまいました。
そこまでもまぁ想定の範囲内だったので、ここからがなかなかの地獄でした。
直属の上司に伝えてから1週間何の音沙汰もありませんでした。
ちょっとだけ保留にさせてもらえるかな、と言われたもののさすがに1週間何もなく放置されるのは、「あれ・・・忘れられてる・・・?」という不安しか残りませんでした。
焦らしに焦らされてまたお話合い・・・
私の中では遅くともここの月には辞めたいなぁ、っていうものがあったので、伸ばされれば伸ばされるほど退職時期について交渉しにくくなってくるなと若干焦ってきました。
1週間と少し経ちようやくその上司から連絡が来ました。
勤務終了後にどこどこの喫茶店にちょっと来てくれないかなぁって、唐突にメールが来まして、正直もう嫌な予感しかしませんでした
というのも最初に上司に話した時にも、結構な時間(3時間程度)話し込んでいたにも関わらず、また話すの!?と思って、絶対これ引き止める内容なんじゃないのかなあっていう不安しかなかったのを覚えています。
絶対に辞めさせん…!圧迫面接風の説得!
そして勤務終了後、指定された喫茶店に行き、奥の席で1人ちょこんと座って待っていたところ、目を疑いたくなるような光景を目にすることになりました
入り口の方から店員さんのいらっしゃいませーと言う元気な声が聞こえてくると同時に、そこに視線を向けるとその直属の上司と一緒に「別の役員」も立っていました。
あー・・・やられた・・・・。
そこからは圧迫面接よろしく延々(3時間以上…)辞めないよう説得をされました。
もちろんこっちの意見は無視で。
辞める選択を取るなんて信じられない!どうしてそういうことをするのか!一旦保留にしてまた来年に!とか、改めて考えてみれば耳を疑いたくなるような脅し?をたくさん聞かされました。
ともに闘った戦友でも背後から撃ってくるぞ!
7年間もの間ともに働いてきて、お互いに固い信頼関係を築いているだろうと勝手に思い込んでいたのですが、結局1ミリも理解してもらえないまま終わってしまいました。
それでも、もう残り続ける意思はありません!ときっぱり伝え、その場はとりあえず一旦解散となりました。
なぜか社長は案外あっさり承諾してくれた
その後社長とのタイマン面談があったのですが、案外あっさり理解を示してくれました。
(幹部から引き留め失敗の連絡を受けていた・・・?)
ただ、辞める時期について結構揉めまして、自然な流れで6か月程度待つことを要求されました。
次の後任が育つまでちょっと待ちなさい、ということらしいです。。。
それは勘弁してください、と4,5か月にするよう交渉しましたが。
辞めるには根回し大事!でも辞めたあとは自由だ!
人間関係が良好だと思ってても、辞めるとなると人間のもつ嫌な部分がいろいろと見えてきまして結構メンタルにきました。
私から言えるのは、辞めるのに根回し大事だよってことですね。
先輩・上司に事前に相談し、味方につけておくとか、引き留めようのない理由をあらかじめ準備しておくとか(親の看病で、、、など)
また、だいぶ余裕のあるスケジュールでの退職であれば案外すんなりいくかもです。
知り合いのフリーランスの方は、サラリーマンのとき、もめないよう1年前に退職の意志を伝えたんだとか、、、。
退職したら新しい世界が待ってます!辞めるにはエネルギーがいりますが、それ相応のリターンが待ってますよー