初対面の顧客(部長)にタメ口で命令されてブチ切れた話

トラブルはいやですね。。。
損害賠償とか発生しようものならきっと心労で倒れます。

フリーランスになってからは、とにかく平和に平和にものごとを進めてきましたが、先日その平和を破壊する暴君(クライアント)が現れたので、ちょっとお話しします。

地元の大企業からお声がかかった・・・!

フリーランスになりたての頃、地元ではかなり名の通った大企業からお声がかかりました。

知り合い(以下Aさん)のツテとは言え、こんなペーペーのフリーランスにお声がかかったわけですから、若干興奮してしまったのをいまだ鮮明に覚えてます。

弊社の部長(いわくつき)と一度話してくれませんか・・・?

Aさんを通して着々と話を進めていき、案件のボリューム・スケジュール・ざっくりとした仕様が、少しずつ明らかになってきました。

ぼちぼち着手できるかなあーという段階で、Aさんから一度弊社の部長と話をしてください、と言われました。

その部長はWEBに関してはズブの素人でしたが、どうやら今回のプロジェクトの責任者らしく、顔合わせ(電話ですが)だけでもしておいたほうがいいんじゃないですかねーと提案されてのことでした。

・・・それがまさか大企業の闇を垣間みるきっかけになるとは思いもしませんでした。

初対面でタメ口・命令口調!ドスを利かせて脅し

電話でのご挨拶だったので、相手の顔は見えませんでしたが、声の印象としては50代くらいの中年男性。
なんというか、、、ドラマに出てくるような「The 昭和」と言わんばかりの横柄極まりない態度!

「あんた、これ本当に1人でできんの」
「最後までしっかり責任持ってやれよ」
「とりあえずこの期日までにはしっかり納品しろよ」

なぜか全部タメ口は命令口調。
(初対面です)

実は事前にAさんから、ちょっと一癖ある部長さんだけど、気分を害さないで欲しいなー、と言われてはいたもののあまりのひどさに言葉を失ってしまいました。

初対面なのに無関係のことで怒られる…

電話のやり取りで特に印象深かったのが、仕様についてAさんから伺っていた内容を確認させてもらったところ、

「誰がそんなこと言ったんや!」
「俺はそんなの聞いてねーぞ!」
その後・・・・・・・ものすごい長い沈黙(え、何!?私が怒られてる??)

私の関係ないところの話なのに、なんだかものすごい責められているような態度をとられたのを強く覚えています。

周りを見下す態度はいつものことなんだろう

私は単なる「業者」扱いされていたのかもしれませんが、さらっとそんな態度が出てしまうところをみると、常日頃から部下や同僚に対して、そういう風に接しているんだろうなーっていうのはすぐわかりました。

はじめて「ブラック企業を体現した男」をみた気がしました。
その時点でこれは受けてはいけない案件だと察しました。

その部長にお断りの連絡をいれるのはこじれるなと思い、そこではハイハイと話を聞いておいて、後日Aさんに折角の話ですが、、、とお断りを入れることにしました。

その後、Aさんの平身低頭の謝罪と、辞めないようにひたすら説得されました。
関わりたくなかったのでなんとか断ったんですが、、、。

フリーなら楽しんでできる仕事を取らないと!

フリーランスにとって、トラブルを事前に察知する力はとても大事です。
サラリーマンのときは、案件が多少トラブっても全責任が個人にくることはありませんでした。
フリーランスは言わずもがな、個人に全責任が降りかかってくるため、いかにトラブルを避けるか、という能力が必要になってくるのです。

せっかく独立したのに、横柄なおじさんにガミガミ罵声を受けながら仕事を進めるってドMな属性の人にしか持たないと思います。

このご時世にあんな化石みたいな会社もあるんだな、、、と新しい発見ができた貴重な経験でした。