もともとホームページとは全く関係のない仕事をしていました。
高校を出てフリーターをして、システム会社で働いて、その後接客業に転職して…
Htmlが何なのかということすら知らない状態でした。
知識ゼロなのにWeb担当に!?
複合施設で接客業をしているときに、上司(システム管理してる)からこの施設のホームページを触ってくれないかと唐突に言われました。
私が前職SE(システムエンジニア)をしていたのを知っていたため、多分ホームページも触れるだろうとのことで、指示が来たんだと思います。
当然触れるわけなかったんですが、施設ではイベントの告知や日々のお知らせが毎日のように発生するため、割と大変な役回りになりそうでした。
作業をするといっても、いきなりコーディングなんてできるわけありません。
そのためDreamweaver(ドリームウィーバー)という簡単にホームページを触れるソフトを使うことになります。
そこから1年半くらいDreamweaverを使って、本業の接客と並行してホームページの業務も行うようになります。
メモ帳を開いてコーディングの勉強
そのうちHTMLにも興味をもつようになり、ちょこちょことネットで情報収集を始めます。
メモ帳一つあれば、手打ちでHtmlを記述して簡単なページもどきを作れることを知るのです。
接客なので深夜勤務もあったので、空き時間は割と作ることができました。
そのわずかな時間を見つけては、おんぼろパソコンでメモ帳を開いてカタカタ、、、また時間を見つけてはメモ帳開いてカタカタ、、、そういう生活をずっと続けていました。
端から見るとメモ帳に呪文を書いている変人だったと思いますが、メモ帳に書いたものをブラウザに入れると、枠組みだけのハリボテながら、意図したものが形になっているのは感動でした。
それがとにかく嬉しくて他のサイトなどを見て「ここの骨組みだけを作ってみよう」とメモ帳でHtmlを入力して、また別のサイトみてhtmlで作っては、というのを延々と繰り返していました。
Web業界への転職を決意!
・・・そのうちホームページ作成を本職にしたいと考えるようになります。
そこでタイミングよく舞い込んできた話が、施設内のリニューアル話です。
それにあわせて独立ページを作ってほしいとのことでした。
転職するには実績が必要だと思っていたので、これはいい機会だと、それまで蓄積した知識をフル動員してサイト制作に取り掛かりました。
そして3~4ヶ月かけて、ちっぽけながら1つのサイトを作ることができました。
ようやくにして自分の実績がひとつ増えたのです。
その完成したサイトを引っ提げて、転職活動に励むことになります。
地元には多くの制作会社があったので、業界では老舗的な制作会社に直接フォームから応募することにしました。
とは言えど素人の作ったサイトなので、ダメ出しは死ぬほどたくさん受けました。
ただ、転職にかける熱意も認められて、無事内定をもらうことができました。
実務から学ぶのが一番効率がいい
そこからは目覚ましいスピードで、色んなことを身に付けていきました。
やはり独学より、実際の現場で吸収していく方が早いです!
断言できます。圧倒的に早いです。
私はそこでコーディングのお作法からデザインの基本、ホームページ公開までの一連のフローなど、多くのことを学びました。
・・・その制作会社で7年間勤めることになります。
本業以外でもプライベート時間を使って、ブログ運営であったり、友人のホームページを作ったり、クラウドソーシングで副業(HP作成)したり、Webに費やした時間はとにかく多かったです。
そして独立に至るまでは、周りが引くくらいの熱量で本業・副業・趣味(すべてWeb絡み)、に勤しむことになりました。
勉強にお金は不要!メモ帳ひとつで勉強できる
Htmlの勉強には専門学校に行ったり、高い教材を買う必要あると勘違いしている人が多いですが、そんなの必要ありません。
私は知識ゼロ→Web制作会社に転職→独立、の流れでいきましたが、勉強のとっかかりはパソコンに入ったメモ帳ひとつだけです。
分からないことがあればググればいいんです。あとはとにかく手を動かす!
教材自体は否定しませんが、ググればいくらでも情報はでてきます。
ってな感じで、今はブログを書いています。
いつの時代も新しい分野にチャレンジするのは楽しいですよ。