虫歯が痛くて根幹治療とやらをしたら顔がおたふくになった

先日いつも通り布団に入り、すやすやと夢の中にいたところ、急に激しい歯の痛みを感じて布団から飛び起きました。

我慢しようかなー・・・と思ったのですが、耐えられる痛みではなかったので、家から鎮痛剤を探し回ってとりあえずその夜は乗り越えました。
※痛みでのたうちまわってました。

翌日久しぶりに歯医者に行ったところ、

「過去治療した形跡の歯があるけど、、、これが原因かも」

と言われ、根幹治療(抜髄)をすることになりました。
抜髄というのは歯の神経や血管を含んだ歯髄というのを取り除くことだそうです。

麻酔を打って、ドリル?のようなもので歯髄を削って、とりあえずその日の治療は終わりました。

ここからが地獄でした。。。

治療から2、3時間経過し、麻酔が切れたくらいの時間あたりから、猛烈な歯の痛みに襲われたのです。

「あー痛い・・・」くらいのものではなく、じっとしていられないくらいの激痛です。

急いで処方してもらった鎮痛剤を飲みましたが、困ったことにこれが効かないんですね。

初めての経験でした。
鎮痛剤が効かないってね。。。

とは言え、鎮痛剤を大量摂取するわけにもいかず、用法を守って前回摂取から6時間おいてまた飲みましたが、びっくりするくらい効かないんですね。

時間は夕方で、歯医者の営業時間も終わっているため、この永遠とつづく地獄のような痛みを根性で耐えるしかありませんでした。

あまりの痛みに、仕事も読書も寝ることもできず、深夜までゲームをして気を紛らすという思い付きの方法でその夜は耐えました。
※当然まったく寝れませんでした。

翌日、、、鏡をみて愕然としました。

顔がアンパンマンのように腫れあがってるじゃありませんか。

正確には治療した側の頬がびっくりするくらい腫れあがっていて、これは尋常じゃない事態だ、、、というのをその時に確信しました。

すぐに歯医者に向かい、事情を伝えたところ、膿がたまっているのかなー・・・とのことで歯のかぶせをとられました。

しかし膿はでてこず、結果的に担当医から告げられた診断としては、
歯の治療後に蓋をしたことで、ばい菌や膿が骨のほうに行ってしまい、腫れがでているのかも、とのことでした。
※それが正しいのかどうかはわかりません。。。

さらに、他に病院を紹介するので、そこで点滴を打ってもらうなどの処置をしてください、と言われました。

失敗じゃないのか!?とクレームをつけたかったのですが、素人には何が正しいのかの判断もできず、渋々それを了承してその日は終わりました。

激痛は相変わらず続いていたので、とりあえずブロック麻酔?をしてもらい
一時的に痛みを緩和して帰宅しました。

現状顔はアンパンマンになっており、激痛も収まってません。
病院は明日行くため、どう診断されるのやら、、、

「忙しい」を理由に病院を敬遠していると、こんなことになってしまうといういい教訓になりました。

突然Sublime TextのEmmetの挙動がおかしくなった件

いつも通りSublime Textを開いてコーディングしようと思ったら、何かがおかしい。。。

タグを展開するショートカットであるCtrl+Eが全く効かなくなっていたのだ!
さらに追加した記憶もない予測変換機能が勝手にでている。。。

Twitterで調べてみたところ、emmet側で不親切アップデートが行われていたらしく、スニペットに登録できる内容が厳格になったとかなんとか。

でもキーバインディングの設定で何とかなるらしいので、試行錯誤で色々触ってみることに。

【Preferences】>【 Package Settings】>【 Emmet】>【 Key Bindings】の設定を見てみると、キー設定っぽい画面が開きました。

左側のデフォルトキー設定っぽい画面をみてみると、Ctrl+Eのショートカットキーがコメントアウトになっているのを発見。
※もともとこうなってた?かは不明、、、

とりあえずその設定を右側のユーザー設定の方にコピペでもっていくことに。

[
    {
        "keys": ["ctrl+e"],
        "command": "emmet_expand_abbreviation"
    }
]

Ctrl+Eで展開できるようになった!!

しかし、、、、、、

他にもフル活用していたShift+Ctrl+G(タグを囲う)であったり、Ctrl+上下矢印(数字のカウントアップ・ダウン)も使えなくなっている。。。

ということで、該当するであろうショートカットも持ってきました。

[
    {
        "keys": ["ctrl+e"],
        "command": "emmet_expand_abbreviation"
    },
    {
        "keys": ["shift+ctrl+g"],
        "command": "emmet_wrap_with_abbreviation",
        "context": [{"key": "setting.is_widget",  "operand": false }]
    },
    {
        "keys": ["ctrl+up"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": 1 }
    },
    {
        "keys": ["ctrl+down"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": -1 }
    },
    {
        "keys": ["alt+up"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": 0.1 }
    },
    {
        "keys": ["alt+down"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": 0.1 }
    },
    {
        "keys": ["shift+alt+up"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": 10 }
    },
    {
        "keys": ["shift+alt+down"],
        "command": "emmet_increment_number",
        "args": { "delta": -10 }
    }
]

動いたー!!
あとはお好みでショートカットキーをカスタマイズいただければと思います。
やり方はあってるかどうかはわかりませんが、、、

37歳フリーランスでも住宅ローンを組むことができた話

私が住宅ローンを組んだのは独立後でした。

本当は在職中に住宅ローンを組んでしまおうと考えたのですが、
数か月後に退職が決まっている場合は(退職の意図は伝えていた)、
審査要件が厳しくなると言われたためです。
まあ当然ですよね。。。

そこでなんとも間抜けな話ですが、独立して社会的な信用を一旦ゼロにしてから、住宅ローンの申し込みをすることになりました。

仮審査のために収入をがっつり聞かれる

なんの前知識のない状態で、まずはハウスメーカーの営業さんに相談しました。

当然ローンを組めるだけの状況であるかを根ほり葉ほり聞かれるわけですが、前職の安月給まるだしの源泉徴収票と、独立間もないことを伝えるときにすごく恥ずかしかった記憶があります。
※前職は年収300万ちょいでした。。。

こんな状態で3,500万円借りようとしていたので、今考えるとなかなかの無謀っぷりですよね。

銀行が見るのは確定申告額のみ

フリーになった私に返済能力があるかを見極めるのは、結局確定申告がすべてのようでした。

厳密にいうと、確定申告2期分が前提として必要でした。
相談当時は、独立して1年未満だったため、当然2期分もあるわけがなく、いきなり絶望的な状況だったのですが、担当営業さんがとりあえず銀行に掛け合ってみるとのことで、用意できる書類はすべて提出しました。

  1. 業務委託契約書(当時2社と契約していました)
  2. 前年の源泉徴収票
  3. 納税証明書

ただ、いくら現在の収入を説明しようが、「確定申告がすべて」という大前提のもとでは何の意味もないとは聞いていたため、ほぼダメ元での申請でした。

フラット35なら確定申告1期分のみでOK

後日、担当営業から返ってきた回答は予想通りでした。

銀行ローンは無理ですと。。。
まあ当然ですよね。

ただ、フラット35なら確定申告1期分でOKです、という嬉しい回答もいただけました。
もともと変動より固定金利のほうが、月々の支払が見通しやすいため、悪くない選択肢だなあと安易に考えていました。

そんな背景もありフラット35の審査通過のため、突き進むことになりました。

ただ、ここで立ちはだかったもう一つの問題は、確定申告額は「独立後の期間」が対象になるという点です。

具体的にいいますと、そもそも私が独立し、業務を開始したのは8月でした。
そのため前年の確定申告額も8月~12月の5か月分のみしか審査対象にならなかったのです。

たった5か月分なのでせいぜい150~200万円程度にしかならず(それを年収としてみなされる)、フラット35といえど審査が通らない可能性が非常に高かったのです。

確定申告で収入を高めに計上

私は禁断の方法をとることにしました。
5か月間の収入額をいかに大きくするために、経費を一切計上しない方法に。。。

もちろん嘘の申告をしたわけではありません。

独立して5か月間でしたが、その間前職の倍以上には売り上げが立っていて、経費をまったく含まなければそれなりの額になっていたのです。

普通は購入費・飲食代・交通費など色んなものを経費に計上して、収入をいかに少なくするかはフリーランスの常識だと思いますが、まさかその逆をいくことになるとは考えもしませんでした。

結果として5か月間の収入を350万円くらいにして確定申告を済ませ、すったもんだがありつつも、なんとか仮審査・本審査を通過することができました。

その代償として税金がすごいことになりそうです。。。
すでに健康保険料が年間60万円(家族4人:1歳児含)というやばい請求が届いています。

ただ聞いた話によると、時期を遡って経費申請もできないことはないらしいので、ここは改めて営業さんに確認しときたいなと思っています。
(ありなのかな・・・?)

住宅ローンは独立後1年未満でもなんとかなる

実際に私は何とかなりました。
フラット35しか選択肢がなく、銀行ローンは不可能でしたが。。。

ただ、1年以内に転職・独立を考えているという状況の方は、住宅ローンを組むのは難しいでしょうね。
もうじき退職すると判明した時点で、審査基準が一気に跳ね上がるみたいなので。

さて、これからは自己資金ゼロ(笑…)の住宅ローン頼みで、新築づくりをしていくことになりますが、人生なんとかなる!という楽観的な精神で突き進むことになりそうです。

格安で仕事を受注してしまったときの対応方法

安い金額で仕事を受注してしまい、困ってしまったことはありませんか?
私は以下の場合に安く受注してしまいます。

  • 金額の相場がわからない場合
  • 友人知人の直接依頼の場合
  • とにかく仕事が欲しい場合
  • クライアントに値切られた場合

個人事業主となると、大きくものを言えない場合も多くしぶしぶ仕事を進めることが多いですが、しっかり自分の意見を主張することも大切です。

正当な対価をもらえないと仕事のクオリティが下がる

金額に見合わない仕事を受けていると、仕事のパフォーマンスも上がらず、結果双方が損することになりかねません。

あんまりお金もらってないから適当なクオリティで納品しよう、、、と頭の中をよぎるのは人間なら当たり前のことでしょう。
私も安い金額の仕事は無意識に後回し後回しにする癖があります。。。

そんなときは思い切って金額交渉するのが手っ取り早いです。

と言っても、

「せっかく仕事もらったのに相手が気分を害したらどうしよう。。。」

とか考えちゃいますよね。
お仕事をもらえてること自体に感謝しないといけないのに、お金のことで愚痴を言うのはおこがましいのでは?と思っちゃいますよね。

私の経験談から書かせていただきますと、価格交渉をしたところでクライアントが怒ったり、契約破棄されたりなんてことはそうそうありません。

というかそんなクライアントなら、それきりでバイバイしたほうが自分のためです。

独立当初は相場がわからず、格安で受注してしまう

私は独立当初、とある企業とつながりができて、継続的に仕事をいただけることになりました。

ただお互い相場がわからず、今後の仕事量やどれぐらいの頻度でするかも未定だったため、固定価格で業務委託契約を結ぼうという話になりました。

じゃあ金額は?、、、と当然なるのですが、
金額の検討もつかなかったため、その場は適当に月5万円と言ってしまいました。

一応今後の仕事量なんかも見て、都度交渉させていただきます、という建前は残しつつ契約をしました。

すると、案の定想像以上に仕事がワンサカ来てしまって、5万円じゃまるで足りない量の作業をこなすことが多くなりました。

これは決してクライアントが悪いわけではありません。
向こうも相場が分からず次から次へと依頼しているだけなので、適当に金額を決めてしまった自分を呪いました。

思い切って価格交渉にのぞむ

取引したての企業にいきなり価格交渉をするのは、だーーーーいぶ気が引けたのですが、損をし続けるのも嫌なので、思い切って交渉してみました。

メールでの交渉は失礼、という謎の価値観をもっていたため、対面で直接価格交渉をしました。

これで気分を害されて契約を切られたら嫌だなあ、、、と若干ドキドキしながらの交渉だったのですが、案外すんなりと受け入れてもらえました。

WEB(修正)に関してあまり理解がないだろうなあ、という先入観を持っていたのですが、実際はその逆でした。
こちらの作業に対して、最大限尊重していただいた上、価格のベースアップも二つ返事でOKをいただきました。
※そのときは3万円アップでした。

価格交渉ができない場合の対処方法

どうしても交渉が難しい場合は、仕事自体を断ってしまうのもひとつですが、なかなかそれはできないでしょう。

よほどのブラック企業でウマがあわない、やってて楽しくない、など感じているのならむしろ断るべきですが、フリーランスにとって仕事をひとつ断るのはかなり勇気がいります。

また、友人や知り合いからの紹介だった案件の場合は、割に合わないと思いつつも突き進むことしかできない場合が多いですよね。
退路がない、、、進むしかない、、、という恐ろしい状況です。

そうなると、どれだけその案件に作業の重みをおくかで調整するしかないです。

  • 優先度を下げて、隙間時間だけで作業をする
  • 数分で終わる仕事をめちゃくちゃ大変だった風にみせかける
  • 納品物のクオリティを少し下げる

人によってはそんなやり方プライドが許さない!!という方もいるかもしれませんね。

卑怯な戦略ではありますが、フリーランスとして生きていく以上、ただ働きにならないためにも、ある程度の自衛策は必要だと思っています。

私がよくやる戦法としては、
依頼が来てもすぐ対応せず、向こうから進捗確認が来たら、めっちゃ作業した感じをアピールする方法ですね。

それで納期をすこーしずつ伸ばしていってもらいます。
※もちろん報酬分はしっかり作業をします

よく受ける仕事の報酬体系

現在受けている仕事の報酬体系は以下になります。

  • 事前に見積もりするタイプ
  • 納品後に作業工数分を請求するタイプ
  • 毎月固定で請求するタイプ

特に頭を抱えるのが多いのが、月額固定タイプです

作業量にかかわらず一定額を受け取るため、作業量が少なすぎても気を揉んでしまうし、逆に多すぎるのもただ働きになるため避けなければいけません。

大抵、少なすぎる場合はほとんどないです。
月額に見合わない作業量が舞い込んでくるケースがほとんどです

作業ペースをうまーく調整しつつ、オーバーワークになりがちなら価格交渉が必要になります。

渋々やり続けるなら、思い切って価格交渉!

少しでも割に合わない仕事を受けているのなら、先方に難色を示されようと、まずは交渉に臨んだほうがいいです。

私自身、これまで2社に対して価格交渉を行いましたが、しっかり日々の仕事をこなしてさえいれば、門前払いされることはそうそうありません。

毎日毎日、金額と作業量のバランスに頭を悩ませながら仕事を続けるのは、精神衛生上あまり良くないですからね。

自分が進めている仕事の価値を理解してくれて、お互いの意見を尊重しあえるようなパートナーと出会えると、仕事のパフォーマンスは2倍にも3倍にもなりますよね。

フリーWebデザイナーのリアルな年収

私はもともとWebデザイナーとして小さいWeb制作会社に勤めていたサラリーマンでした。
色々あってフリーランスに転身したんですが、年収がどれぐらい変わったのかとよく聞かれます

サラリーマン時代と独立後の年収について、詳しく書いていきます。

サラリーマン時代の年収

以前は、地元でそこそこ歴史のあるWeb制作会社で働いていました。

7年8年勤めてきたのですが、年収はわずか300万円程度でした。
ボーナスの制度はもちろんありましたが、毎年出る額は(文字通り)寸志で、2万円や3万円というお小遣い程度なときもよくありました。

長年働いていたので、会社では中堅どころのポジションにいました。
しかし、会社の成長性にかなり懸念点があり、収入が上がっていく見込みは全くありませんでした。

幸い業務内容はそこまで激務ではなく、残業もほどほどだったのは不幸中の幸いでした。

独立後、年収は倍くらいに

フリーランスになってからまだ2年目ですが、少なめにみても年収は600万円程度あります。

健康保険や税金で引くくらい、、、持ってかれることに驚いてはいますが、それを差し引いてもサラリーマン時代よりかなりアップしました。

フリーランスになってから劇的にスキルアップしたわけでもないのに、これだけ収入が変わったことに最初は自分のことながら驚きました。

やっている作業はサラリーマン時代とそんなに変ってはいません。
自分で判断で主体的に進めないといけませんが、それでも立場が変わるだけでこんなに金額が変わるものなのか、と意外な発見がありました。

個人的には独立の判断は間違いではなかったと思います。

収入の内訳

年収600万円の内訳をざっくりお話しします。

世間的にフリーランスと聞くと、収入が不安定なイメージがあると思います。
それは継続して仕事がもらえないかもしれないから、という点が大きいでしょう。

概ね正解だと思います。
実際仕事は変動的なため、不安定といえば不安定です。

事実、私が受けている案件の中には、単発案件も多いため、その収入は月によっての振れ幅が大きいです。

それらの仕事は一旦納品してしまえば終わりになります。
その後も継続して保守作業をお願いされることは稀です。

ただ一点私が幸運だったのは、現在の収入の大半を占めているのは、特定の会社からの固定収入という点です。
業務委託契約を結んでいるため(1年ごとに更新ですが)、仕事の多寡にかかわらず固定の収入があります。

つまり収入の変動がほとんどなく、固定収入によって生計を立てることができる状況にあります。

もう少し具体的に言いますと、、、

  • A社:約35万円/月
  • B社:約8万円/月
  • C社:約2万円/月

これだけで月あたり45万円程度もらえるため、無収入の月は基本的にありません。
この他にも、単発案件でちょこちょこと収入を稼いでいたりします。

単発案件の分もふくめると、月に大体50万円程度の収入があります。

業務委託契約を結ぶにいたった経緯

知り合いの紹介です。
「独立したがっているデザイナーがいるよ」と、とある会社に紹介してくれたのが最初のきっかけでした。

偉そうに収入について書きましたが、決して私は営業が得意なわけではなく、ただ運がよかっただけだと思っています。

サラリーマン時代は、ずっと独立の意思は持っていたのですが、一歩を踏み出す勇気がなくて、悶々とした日々を過ごしていました。

少しでも収入を増やそうとクラウドソーシング(ランサーズ)をしたり、スキルアップをして自分を磨いたり、自分なりに独立の準備をしていました。

その過程で同僚や友人、仕事上のお知り合いなど、特になにも意識せずに独立のことを話すことがよくありました。

その知り合いの1人が、とある会社の社長さんと繋がっていて、たまたまその社長さんがWebデザイナーを探していたという、偶然の結果がいまの私なのです。

それが私の背中を押すきっかけとなり、独立への一歩を踏み出し始めました。
1社目の業務委託契約となりました。

フリーのWebデザイナーの年収の限界は?

1人でできる作業量には限界があります。
年収もどこかで頭打ちになると思います。

現状、わたしもキャパシティ一杯に作業を詰め込んでおり、年収600万円が私の限界かなあと考えています。

私はあまり要領の良い方では無いですが、それでも前職の倍くらいの年収を達成することができました。

ただ、、、この収入で今後ずっとやっていくつもりはありません。

今後、余裕が出てきたら抱えている作業を一旦整理して、割に合わない作業や楽しくない作業などを少しずつ断捨離していこうと思ってます。

ただの業者として受けているような単発案件、、、例えばサイトを作って納品して終わりの案件とか、サイトリリース後はノータッチになる案件は個人的には好きではありません。

そういう案件は、今後は外注に丸投げするか、完全に断ってしまうかのどちらかの方向に持っていきます。

そして長くお付き合いのできそうな会社さんと、しっかり信頼関係を築いて、少しずつ単価の交渉なんかもしていこうと考えています。

実際、フリーになってまだ2年目ですが、すでに2社に単価アップの交渉をしています。
我ながら無鉄砲な交渉でしたが、、、わずかながら報酬は増えています。

今後はそのスタンスで、一人でこなす作業量は今のままで、報酬を少しずつベースアップできるのが理想かなと思っています。

まずは、安定して年収700万円をもらえるところを目標にして頑張ろうと思います。

サイトデザインはクオリティ60%で納品しよう

デザインの細部にこだわりすぎて、想定以上に工数がかかってしまった経験は誰でもあると思います。

わたしもよくあることでして、細かい装飾がどうしても気になってしまって、その結果納品が数日遅れてしまうこともあります。

8年デザイナーをやってきて強く感じるのは、クオリティ重視よりもスピード重視のほうが圧倒的にクライアントに感謝されるということでした。

手抜きはNG!

クライアントからすると、100%のクオリティよりも迅速な対応の方が好まれる場合が多いです。
クオリティとスピード感を両立できれば言うことありませんが、往々にしてそれは難しいです。

とは言え、手抜きをしてとにかく早く納品しろという意味ではありません。
最低限のクオリティは担保できないと、クライアントからの信頼を失いかねません。

クライアントの要望をすべて抑えつつも、プラスアルファの要素までは手を出さなくてもいいです。
クライアントは下記3つのいずれか区別されます。

  1. 納期があり急いでいる
  2. 納期はないがなるべく早く納品してほしい
  3. 納期がなく急いでいない

経験上、1と2が圧倒的に多いです。
3に該当する場合でも、早く納品して評価にマイナスになることはありません。

身軽さこそがフリーランス最大の強み

サラリーマン時代は、どんな小さい作業を行う場合でも、現在抱えている作業内で優先度をつけて、数分で終わるものでも後回しにすることはよくありました。

個人的には早めに片づけたくても、会社の方針としてそれがかなわない場合もありました。

ただ、個人事業主になってからは、画像・テキストのちょっとした修正など10分15分で終わるような作業は、金額にかかわらずすぐに対応するようにしています。

最初はただ作業を忘れるのが怖くてやっていただけだったのですが、、、
クライアントからの反応が思ってた以上に、感謝の言葉を並べられることが多いのに驚きました。

それ以降は、簡単な依頼が来たら即対応というスピード重視のやり方をずっととっています。

即納品のデメリット

早く納品することで大きな信頼を得られるのは間違いありません。

じゃあ可能な限り、即納品を心掛けた方がいいかというと、必ずしもそうではない場合もあります。

経験上「Web作成」に対してある程度の理解・リテラシーのあるクライアントは問題ありませんが、それがないクライアントは想定外のデメリットを被ることになります。

ここでいう理解・リテラシーというのは、何も技術的な知識をもっていてほしいという意味ではありません。

ホームページを作る・修正するのは手間がかかるもの、という理解をもっていてほしいという意味です。

なお、私が即納品によって生み出してしまったデメリットはこちらです。

  1. すぐ納品できるんなら金額も安いよね
  2. 次回からもこの早さでよろしく
  3. 手が空いたと思うから、次の作業をお願い

3に関しては、工数分お金をいただけるのなら問題ありません。
※それでも想定以上に作業を抱え込まないよう調整は必要ですが。

「即納品=簡単・すぐできる」とすぐにイコールにしてしまうクライアントに、スピード感を重視した作業を繰り返してしまうとしっぺ返しをくらいます。

その場合は、行った作業リストとかかった時間をしっかり記録し、提示していくことで牽制になります。
これだけかかったので正当な対価をください、と言える武器になります。

クオリティは60%で納品する!

デザインのクオリティは大事ですが、クライアントはそれ以上にスピード感を優先しているケースが多いと思います。

またクオリティーにこだわっても、提案後にデザイン修正の戻しをくらってしまい、無駄な時間を消費してしまうこともあります。

クリティカルな間違いがないのは前提ですが、スピード重視で次々と提案していけばクライアントからののフィードバックもとても早いです。

何よりそれこそが、個人(フリーランサー)だからこそできる強みだと思っています。

細部にこだわりたいデザイナーの気持ちはすごく分かりますが、やりすぎてしまい自己満足になってしまわないよう注意していくことも大事ですね。

表面だけの「きれいなデザイン」のサイトが最近増えてる気がする

ひどいデザインのサイトなのに売り上げがすごい会社がある。
一方、整ったデザインなのにアクセスが全くないサイトもある。

逆もまた然りですよね。

デザインに正解はありません。
では、一体どこまで突き詰めればいいのでしょうか?

「きれいなサイト」はだれでもつくれる

流行りを取り入れ、ギミックもつけた、いわゆる「きれいなサイト」は何度も作りました。
アナリティックスの数値も追っかけていたので、きれいなデザイン=評価される、は成り立たないのも知っています。

何十万、何百万とお金をかけて作ったサイトが、一日10~20PVなのをみると、いつもやるせない気持ちになりました。

それが新規の企業サイト(新規ドメイン)なら、アクセスの低さは多少はやむを得ない部分もあるかもしれない。

ただそれが、ECサイトになってくると目も当てられません。。。

きれいなデザイン≠売れるデザイン

では優れていないデザインのサイトなのに、売上がでているサイトはどうしてなのか?
※もちろん例外もあります。

私がみてきた成功事例のそれらサイトの多くは、歴史が長いという共通点がありました。

ドメインの運用歴が長く、既に何年何十年とサイトを運用してきた歴史がある。デザイン性に頼らない信頼性や実績を持っているところがGoogleに評価されていると考えています。

一方でデザインの至らなさが、親近感や親密性を表現しているところもあります。
大理石の高級オートロックマンションよりも、畳とふすまの部屋のほうが落ち着くと、、、というような感覚でしょうね。

意図してそう表現しているサイトも数多くあります。

Yahoo!が日本人に好まれて使われているところを見ると、よくわかりますよね。
誰しもがYahooに対してきれいなデザインを求めているわけじゃないってことです。

見た目のきれいさだけを追い求めない

デザインはきれいに越したことはありません。

かつてクライアントからの要望で多かった「appleみたいなサイト」というのも、それを表しているでしょう。

ただ本来追い求めないといけないデザインは、見た目の美しさだけではありません。
わかりやすい導線設計と親切な操作性、ターゲットにあわせたデザイン(配色・レイアウト・文字の可読性など)などをひっくるめたものをデザインと表現すべきでしょう。

そして、見た目の追及はサイトブランディングに合わせて行うべきでしょう。
ファーストフード店で高級感・重厚感を表現してもどうしようもないですからね。

差別化戦略でよく言われますよね。どこの軸をコンセプトにするかって。

  • 高級感(商品軸)
  • 親近感(密着軸)
  • 手軽感(手軽軸)

軸にあわせたデザインをすれば、ずれたデザインになることは避けられるでしょう。

デザインはアートじゃない

駆け出しデザイナーがやらかす代表的ものに、デザインとアートを混同してしまうことがあると思います。

先駆者がつくったきれいなサイトの表面だけを真似してしまい、なんだかサイトコンセプトとの整合性がとれなくなっちゃった、、、みたいな。

デザインの先には必ず相手がいるというのを忘れてしまうと、自己表現のアートの世界に入ってしまいます。
ウェブサイトのデザインにおいては、アートは全く別次元のものです。

経験とノウハウによって正解に、、、近いものを作る

デザインはとても難しいです。
デザイナーとして7年8年やってきましたが、何が正解かはいまだにわかりませんし、作業の手もひんぱんに止まります。

未熟ながらこれまでの経験で、多少は売れる?傾向が見えてきました。
それでも全力で作ったサイトが、まったく物が売れずに閑古鳥が鳴くっていうのもよくあります。

ECサイトに言えることですが、モノを買うには相当なエネルギーが必要だと思います。

そのエネルギーの燃焼材を作るには、感情を揺り動かすデザイン・コンテンツが必要になってきます。

それはロジカルに作られるものもあれば、そうでないものもあります。

Twitterで何も意図せずつぶやいた数百文字が、10万・20万とリツイートされるのをみると、人の感情を動かすにはまだまだ未知の要素があると思われます。

やはり最終的にはユーザ目線に立つこと、成功事例からひも解くことから、地道にデザインを試していくのが一番なのかもしれません。

クライアントとのメールを全部やめたら無駄な時間が減った

クライアントとのメールはとにかくめんどくさい。

送信相手の会社名・名前を入力し、「いつもお世話になります」の枕詞から入り、先日のメールの件で~・・・と前置きで説明し、、、

サラリーマン時代はこの無駄なやりとりを疑問ももたずにやっていたが、フリーになってクライアントとのやりとりが増えてくると、1つ返信するだけでもものすごい時間がかかってしまう。

メールの返答に集中力や貴重な時間を奪われていることに嫌気がさしてきました。

了解の返事だけに5分~10分。

先方の連絡に対して了解しましたよという旨の返答をするだけでも、基本の定型文から入り、素っ気なくなりすぎない程度の文章を考えてメールをしないといけません。

口頭であれば5秒で終わる作業が、5分から10分程度かかってしまっている。
それも頻繁に!

チャットワーク、Slack、最悪LINEでも、、、これらのコミュニケーションツールでやりとりができれば、無駄な定型文は不要になります。

専用のトピック(グループ)を立てれば、口頭でやりとりする感覚で意思の疎通ができます。

年配スタッフが使えたチャットワーク

ある客先の会社でコミュニケーションツールを導入しようという話がでました。

そこのスタッフは年齢層が高く、通常の電子メールを送るのもたどたどしい有様だったので、いきなりチャットワークはハードル高いな、、、と内心思っていました。

しかしその思いは外れて、ツール導入後には「すごく便利になった」と喜んでいる年配スタッフがいたのです。

決めつけずにダメ元で提案してみよう

提案して断られたら仕方なし!
受け入れてもらえれば便利さを理解してもらおう!

それくらいの軽い気持ちで、電子メールのやり取りが多いクライアントに対して、別のコミュニケーションツールを使うことを提案することにしました。

最初は当然ながら、聞いたこともないツールを使うことに抵抗があったのですが、何とか説得をして、まずは担当者レベルだけでも使ってもらうよう話をもっていきました。

すべてのクライアントに対してはまだアプローチできていませんが、一部のクライアントは操作方法さえ覚えてしまえば、嫌がらずに使ってくれました。

お互いに便利になる!

クライアントのリテラシーに合わせてコミュニケーションツールを変えていくことは必要ですが、お互いに無駄なメールが減ることは嬉しいに決まっています。

確認しましたよ、という意思表示のメールは数秒で終わらせてしまいましょう!

先輩デザイナーに意見しづらい…。そんな品質チェックは意味がない

ウェブ制作会社に長く勤めていると分かりますが、同僚・先輩が作成したサイトに対してダメ出しをしないといけない場面はよくあります。

品質チェックという名の公開ダメ出し

前職では、サイト納品前に全スタッフで品質チェックを行うのが制作フローの中のひとつでした。

そのフロー自体は色々な視点での「気づき」があるため、とても有意義なダメ出しがたくさん提案されるのですが、1つだけ大きな欠点がありました。

それは先輩デザイナーの作品に対して、あまりものを言えない環境です。

ダメだし=批判ではないんだけどなあ、、、

当時の職場スタッフは少数だったこともあり、匿名でダメ出しをするにしても、速攻でバレるという残念な状況でした。

そのため、今まで何度も意見を飲み込まざるを得ないことはありました。

デザイン的なダメ出しは、個人的な好みによるところが大きいのでスルーすることが多かったのですが、デザインがコンテンツを邪魔してしまっていたり、動線を無視したフロントデザインだった場合などは言わなければいけないと思っています。

しかし、、、やっぱり言えないんですよね。

指摘すると、露骨に機嫌が悪くなる

ダメ出しがたくさん出れば、当然対応する工数も増えてしまうので、担当デザイナーもダメだしを全て有難がってくれるわけではありません。

露骨に機嫌が悪くなってしまう先輩っていうのもいるんですよね。。。
別に悪口を言ったり、貶しているわけではないんですけどね。。。

制作物のクオリティを高めるために、ユーザ目線でのフィードバックをもらうだけなのに、後輩から指摘される=生意気、みたいな謎の構図ができあがってたんですよね。

第3者にチェックしてもらうのが一番なのかも

そのため担当デザイナーと上下関係にないスタッフや、会社に属していない第三者からフィードバックをもらえるのなら、それが1番良いのかなあと思うんですよね。

そうなると納品前の制作物を、どこまで外部の人間に見せてしまってもいいのかなどの問題が出てくるので、簡単にクラウドソーシングに投げてしまえーと言うわけにもいきません。

ルール決め・守秘義務契約などのコントロールさえできれば、外部に投げてしまうのが一番いい気がします。

クリティカルな課題のみ解決して、あとは妥協!

会社として利益を上げるためには、ある程度の妥協も必要になってきます。
予算を超えてクオリティを求めすぎるのも、ビジネスとしては間違っています。

毎回100%のできを求めてしまうと、予算を食いつぶす結果になりかねないので、80%の出来でスピーディに対応できるのが理想だと思っています。

そうなると必然的にフィードバックの意見もすべて聞くことはできません。
それを大前提にして、カッとなりがちな先輩の面々には寛容になってもらえないかな、と思ったりしています。

サイトの悪いところを見つけても、それを指摘できないっていうのはあまり健全な職場とは言えないですしね。

工場勤務はコミュ障にも普通につらい話

高校卒業してからぶらぶらとフリーターをやっていた時期がありました。

生来人見知りで、1人で黙々とできるような仕事は何かないかなぁ、と探していて、工場勤務が1番向いてるんじゃないのかなあと思って軽い気持ちでバイトをしていました。

とりあえず工場でバイトを始める

2年か3年工場バイトを続けることになるんですが、本当に毎日が非生産的な作業の繰り返しでとにかくしんどかったのを覚えてます。

作業内容は、コンビニに配送する商品を店舗別に仕分けする内容だったんですけど、基本的に毎日作業内容が変わるわけではないので、いつも同じ作業の繰り返しでした。

「刺身にたんぽぽ乗せる作業」と揶揄するフレーズがありますが、まさにあの状態です。

今日も明日も明後日もおなじ作業の繰り返し

ひたすらひたすら同じことの繰り返し。

時間が経つのがもうゆっくりゆっくりで、、、作業時間が退屈で仕方なかったのを覚えています。
深夜勤務で大体23時ぐらい出社で、朝の8時位まで(1時間休憩あり)ほとんど立ちっぱなしでの作業でした。

毎日のように出社してタイムカードを押すたびに、今から朝までか、、、と考えてしまいものすごい憂鬱になっていました。

でも一番しんどいのは人間関係

もちろん仕事内容はきつかったですが、もう一つ憂鬱だったのは人間関係です

工場作業は誰でもできる内容でしたので、(表現は悪いですが)勤務するスタッフは概ねどこかしらガラが悪い人が多かったです。

スタッフ同士で罵声をとばしていたり、露骨に機嫌が悪いような人がいたり、そもそも話題の大半が酒・ギャンブル・女っていう昭和ただよう感じで、隠キャの私には会話1つとってもなかなか入り込むのが難しかったです。

ガラが悪い人が多い気がする、、、

また、あまりものを言わない性格なので、社内でもどうしても下に見られることが多く、変にいじられたりすることもあり、わずかな休憩時間であってもあまり体を休める事はできませんでした。

逆に変に気に入られてしまって、朝方仕事終わりのフラフラの状態のときに、今から飯食いに行くぞ!とか、今から遊びに行くから付き合え!とか、断りにくい要求が飛んでくることもしばしばありました

深夜勤務で時給1000円位だったので、多少嫌なことがあっても頑張ろうと思っていましたが、バイトの間ずっと、憂鬱な気分が抜けなかったため、生きた心地のしない日々をずっと送っていました。

基本的に男しかいない職場

唯一のメリットと言えば、コンビニへの仕分けの商品が余ってしまって、それをたまに持って帰ることができたくらいです。

また基本的に男が95%なので、若いうちにそんな所でバイトをしてしまうと、女性と出会う機会というのはまず生まれません。

工場勤務は楽じゃない。コミュ障にはきつい

改めてデメリットだらけの工場勤務ですが、なぜネット界隈において、工場勤務を進める風潮があるのか、経験者からみて不思議なときがあります。

話すのが嫌なら工場いけとか、人と接点ないから楽だぞとか、、、
本当にそう思ってる?

工場勤務であっても、人並みなコミュニケーションスキルは求められます。

短期でやるならOK。長期でやると心が死ぬ

個人的にはお金はボチボチ稼げたのですが、それ以上に時間を無駄にしてしまったなぁと言う後悔が非常に強いです。
まずやってみるバイトとしてはオススメはできません。

苦痛な時間を過ごすことになりますよ。